エジプト, カイロ滞在記 追伸 - 皆既日食の大ピラミッド王の間

2006年5月18日

三月から四月初旬にかけてのエジプト、ギザでの滞在中、三月二十九日にはアフリカ地域を中心とした皆既日食があり、ギザのピラミッドエリアでも一時空が暗くなるほどに大きく太陽が欠けた。そしてこの日食が起こっている時間帯に合わせた大ピラミッド内での瞑想はとてもパワフルなものであった。ギザでの日食は食の最大がちょうど正午過ぎの時間帯であったため、上空で重なっている月と太陽の引力によってピラミッドは頂点から上方に引っ張られていたことになり、それ故なのか午後一時前から入ったこの日の王の間はそれまでに経験したことのない異様なエネルギーに包まれているのをはっきりと感じ取ることができた。 
その同じ日の午後、大ピラミッドでの瞑想を終え三大ピラミッドのエリア内を散歩していると、カフラー王のピラミッドに近いエリアでテレビ撮影の現場に出くわした。後で確認したところによるとこの時撮影していたのはナショジオ・チャンネル(ナショナル・ジオグラフィック・チャンネル)の取材班だったそうだ。ギザではこういったテレビ撮影の現場に出くわすことはそれほど珍しくはないのだが、しかしながらこの時はインタビューを受けていた西洋人男性の語っている言葉に釘付けになってしまったのだ。彼はエドガー・ケイシーやアトランティスについて質問されていたのだが、そのインタビューの中で「記録のホールは確かに存在すると私は信じている」とコメントしていたのだ。 
その彼とは、その後私が四月初旬に一度日本へ戻ってから四月中旬に再度エジプトを訪問した際、ギザの大スフィンクスのすぐ近くにあるスフィンクス・ゲストハウスで偶然出会うことになった。彼の名前はビル・ブラウンでエジプトでの遺跡の調査は三年ほど前から行っていて地中探査レーダー(GPR: Ground Penetrating Radar)を使った調査では三大ピラミッドのエリア内でもいくつかの地下通路や構造物を発見しているそうだ。彼の話ではオシリス・シャフトのすぐ横にも地下の大きな構造物を発見しているそうで、今現在はギザのピラミッドエリアでの発掘許可申請の準備にとりかかっているらしい。その彼について意外だったことは、彼が地中探査レーダーなどを使った科学的な方法で現地調査を行うことのほかに、遠隔透視やダウジングなどの一般常識からみれば非科学的とでも言えるような方法にも頼っていたという点である。そして彼自身瞑想者でもあり、ギザでの調査を行う傍らで私同様に大ピラミッド内やスフィンクスで瞑想を行っていて、また定期的に現地のエジプト人たちにも瞑想の指導を行っていたのである。 
そして私が一番びっくりしたのは彼がギザの地下の封印された部屋を探し出すことに深い関心を持ち始めた最初のきっかけが一九九八年八月下旬のある出来事だったそうなのだが、偶然にも同じ時期に私もまたある出来事がきっかけでギザの地下の封印された部屋を探し出すというテーマが私自身の人生の中での最も主要な位置を占めるようになっていったということであった。この他に彼と会っていた何日かの間にはちょっとした不思議な体験もあったのだが、そういったことはこの先何らかの形で少しずつ紹介していきたいと思っている。

ナショナル ジオグラフィック チャンネルの取材を受けるビル・ブラウン 撮影2006年3月29日
公開日 2006年5月18日 木曜日

画家のノート コラム・エッセイ